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解体後の土地はどんな状態で引き渡される?「更地」の仕上がりを解説
「家を解体したら、最後はどんな状態になるんですか?」
解体工事をご検討されている方にとって、意外とイメージしにくいのが建物を壊した後の土地です。
重機で建物を解体して、廃材を運び出したら工事終了。
……ではありません。
建物や基礎を撤去した後には、地面を整える**「整地」**という大切な仕上げ作業があります。
今回は、解体工事が終わった土地がどのような状態で引き渡されるのか、一般住宅の解体を例に分かりやすくご紹介します。
建物を壊しただけでは、まだ工事は終わりません
解体工事では、まず屋根材や内装材などを撤去・分別し、その後、建物本体を解体していきます。
建物がなくなったら、次に基礎を撤去します。
ここまで終わると見た目にはかなりスッキリしますが、地面には解体した際の細かな破片や凹凸が残っています。
そのままでは「きれいな更地」とはいえません。
残った廃材などを確認・撤去し、重機を使って土地をならしていきます。
この最後の仕上げが整地です。
「整地」って何をするの?
簡単にいうと、解体後の土地をきれいに整える作業です。
建物や基礎を撤去すると、地面を掘った場所とそうでない場所で高低差ができたり、重機が走った跡が残ったりします。
そこで重機を使って土をならし、できるだけ平らな状態へ整えていきます。
現場によっては転圧を行い、地面を締め固めながら仕上げます。
解体現場で重機が地面を何度も行ったり来たりしているのを見かけたら、最後の整地作業をしているのかもしれません。
「更地」といっても、仕上げ方は一つではありません
実は、解体後の土地をどう仕上げるかは、その土地を次にどう使うのかによって変わることがあります。
例えば、
「しばらく何も建てない」
「土地を売却する」
「すぐに新しい家を建てる」
「駐車場として使いたい」
など、解体後の予定はお客様によってさまざまです。
通常の解体工事では土の状態で整地して引き渡すことが一般的ですが、その後の用途によっては砕石を敷くなど、別の仕上げをご希望される場合もあります。
そのため、解体工事を依頼するときには**「解体後、この土地をどうする予定なのか」**も業者へ伝えておくとスムーズです。
土の状態で仕上げる「土整地」
住宅の解体工事でよく行われるのが土の状態での整地です。
建物、基礎、見積もりに含まれている外構などを撤去したあと、敷地内の土を使って地面をならします。
特に解体後すぐに新築工事を予定している場合などは、必要以上に砕石などを入れず、土の状態で引き渡すことがあります。
ただし、解体工事の整地は、新築工事で行う造成工事や地盤改良とは別のものです。
「整地したから、そのまま建物を建てられる」という意味ではありません。
新築を予定している場合は、その後に必要な地盤調査や造成などを建築会社と確認する必要があります。
砕石を敷いて仕上げる場合もあります
土地をしばらく使用しない場合などには、ご希望によって砕石を敷くこともあります。
土のままより見た目を整えやすく、雨が降った際のぬかるみを抑える効果も期待できます。
ただし砕石の敷設は、通常の解体工事とは別途工事になる場合があります。
「更地にする」という言葉だけでは、お客様と業者で完成イメージが違うことがありますので、
「最後は土ですか?」
「砕石まで入りますか?」
と確認しておくと安心です。
ブロック塀やフェンスは全部なくなる?
ここもよく確認していただきたいポイントです。
「建物を解体する=敷地内にあるものを全部撤去する」
とは限りません。
例えば、
-
ブロック塀
-
フェンス
-
門柱
-
カーポート
-
物置
-
庭木
-
庭石
-
コンクリート土間
などです。
これらを撤去するのか残すのかは、見積もり内容によって異なります。
特に境界付近のブロック塀は、隣地との所有関係などによって勝手に撤去できない場合もあります。
解体後に、
「これもなくなると思っていた」
ということがないよう、見積もりの段階で撤去範囲を確認することが大切です。
地面の中から何か出てきたら?
建物を解体して基礎を撤去したあと、地面を掘ることで初めて分かるものがあります。
いわゆる地中埋設物です。
例えば、以前建っていた建物の基礎やコンクリートの塊、古い配管などが地中から見つかることがあります。
こうしたものは事前の現地調査では確認できない場合があります。
撤去が必要になれば追加工事となる可能性もあるため、工事前に**「地中から何か出てきた場合はどうするのか」**を確認しておくことも大切です。
解体後は土地が低く見えることがあります
建物がなくなると、
「前より土地が低くなったような気がする」
と感じることがあります。
住宅には地面の下に基礎があります。
その基礎を撤去すると、当然その部分には空間ができます。
基本的には敷地内の土をならしながら仕上げますが、現場の状況によっては土が不足することがあります。
その場合、追加の土を入れる必要があるかなど、土地の今後の利用方法も含めて検討します。
雨が降ったら水たまりができることもある?
土の状態で整地した土地では、雨が降ると水たまりができたり、地面がぬかるんだりすることがあります。
整地はできるだけきれいに地面をならす作業ですが、排水設備を新しくつくる工事や、本格的な造成工事とは異なります。
土地の性質や周囲との高低差によって水のたまり方も変わります。
「解体後は駐車場として使用したい」など具体的な用途がある場合は、事前に伝えておくことをおすすめします。
最後に現場を確認して引き渡します
解体工事の最後には、建物がなくなったことだけではなく、
撤去予定だったものが撤去されているか
残す予定だったものが残っているか
大きな廃材などが残っていないか
土地が整えられているか
などを確認します。
解体前は建物が建っていた土地が、数週間後には何もない更地になっている。
長年見慣れた家がなくなるため、初めて見たときには「こんなに広かったんだ」と驚かれる方もいらっしゃいます。
解体工事は「壊して終わり」ではありません
解体工事で一番目立つのは、やはり重機で建物を壊している場面です。
しかし私たちの仕事は、建物がなくなった時点ではまだ終わっていません。
建物を解体する。
基礎を撤去する。
廃材を分別して搬出する。
地面を整える。
そして、きれいな状態でお客様へお返しする。
ここまでが解体工事です。
「更地にしてください」の完成イメージを共有することが大切
同じ「更地」という言葉でも、
「建物だけ撤去してほしい」
「ブロック塀や庭木も全部なくしたい」
「土地を売却できるようにきれいにしたい」
「新築工事へそのまま引き継ぎたい」
など、お客様によって希望する状態は違います。
だからこそ、見積もりの際には解体後に土地をどう使う予定なのかを業者へ伝えてみてください。
その後の予定まで分かれば、撤去するもの・残すもの・土地の仕上げ方について、より具体的な打ち合わせができます。
解体工事は建物の最後の工事であると同時に、その土地の「次のスタート」をつくる工事でもあります。
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