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解体業者は何を見て見積もりしている?金額が決まるポイントを解説
「解体工事の見積もりって、建物の大きさだけで決まるんじゃないの?」
初めて解体工事を依頼される方の中には、そう思われている方も多いかもしれません。
もちろん建物の大きさは重要です。しかし実際の解体工事では、同じ30坪の木造住宅でも、現場によって金額が大きく変わることがあります。
では、解体業者は現地調査で一体どこを見ているのでしょうか?
今回は、解体工事の見積もりを作る際に私たちが確認しているポイントを、できるだけ分かりやすくご紹介します。
① 建物の大きさ・構造
まず確認するのが、建物の延床面積と構造です。
代表的なものには、
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木造
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軽量鉄骨造
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鉄骨造
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RC造(鉄筋コンクリート造)
などがあります。
構造によって解体方法だけでなく、使用する重機や発生する廃材、処分方法なども変わります。
また、平屋なのか2階建てなのか、3階建てなのかによっても作業方法が変わるため、単純に「1坪○万円」だけでは正確な金額を出すことはできません。
② 道路の広さ
実は、解体工事の金額を左右する大きなポイントのひとつが前面道路の広さです。
「道路がそんなに関係あるの?」
と思われるかもしれませんが、かなり重要です。
道路が広く、大きなダンプが現場まで入れる場合は、一度にたくさんの廃材を運搬できます。
反対に道路が狭く、小さな車両しか入れない場合は、何度も往復して廃材を搬出しなければなりません。
同じ量の廃材でも、10回で運べる現場と30回運ばなければならない現場では、必要な時間や人件費が変わってくるということです。
そのため私たちは、建物だけでなく周辺道路や現場までの進入経路もしっかり確認しています。
③ 重機が入れるかどうか
解体工事では、油圧ショベルなどの重機を使用します。
ここで重要なのが、
「どの大きさの重機を、いつから使用できるのか?」
ということです。
十分なスペースがある現場なら、比較的大きな重機を使って効率よく作業できます。
ところが隣家との間隔が狭かったり、入口が狭かったりすると、小型の重機しか使用できない場合があります。
さらに重機そのものが入れない場所では、人の手で少しずつ建物を解体する「手壊し」が必要になることもあります。
当然、人の手による作業が増えるほど工期や人件費も増えていきます。
実は解体業者が現場を見るとき、建物と同じくらい**「重機をどうやって入れるか」**を考えています。
④ 隣の建物との距離
住宅街では特に重要なポイントです。
隣家との距離が十分にある現場と、建物同士がギリギリまで接近している現場では、同じように解体することはできません。
隣家が近い場合には、
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飛散防止の養生
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粉じん対策
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手作業による慎重な解体
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隣家を傷つけないための作業スペース確保
など、通常以上の対策が必要になります。
私たちが現地調査で建物の周りを何度も確認しているのは、こうした理由があります。
⑤ 屋根や外壁などの建材
同じ木造住宅でも、使用されている建材はそれぞれ違います。
例えば屋根だけでも、
「瓦なのか?」
「スレートなのか?」
によって、撤去方法や廃材の重量、処分方法が変わります。
外壁や内装材についても同様です。
さらに古い建物では、アスベスト(石綿)が含まれている可能性についても確認する必要があります。
アスベストが確認された場合は、通常の解体とは異なる飛散防止対策や適切な処分が必要になるため、工事費用にも影響します。
⑥ ブロック塀・庭木・庭石など
解体工事は、建物だけを壊して終わりとは限りません。
敷地内には、
ブロック塀、フェンス、カーポート、物置、コンクリート土間、庭木、庭石など、さまざまなものがあります。
「家を解体する見積もりだから全部入っていると思っていた」
という認識の違いが起きないよう、どこまで撤去して、どこを残すのかを事前に確認することが大切です。
特に境界付近のブロック塀などは、勝手に撤去できない場合もあるため注意が必要です。
⑦ 電線や電柱など、周辺の状況
解体業者は上も見ています。
例えば建物の近くに電線が通っている場合、大型重機を動かす際に注意が必要です。
ほかにも、
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電柱
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標識
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ガードレール
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道路交通量
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通学路
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近隣住宅
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駐車車両
なども確認します。
「建物をどう壊すか」だけではなく、安全に工事ができる環境かどうかまで考えて見積もりを作っています。
⑧ 廃材をどうやって搬出するか
建物を解体すると、木材、コンクリート、金属、石膏ボード、プラスチックなど、想像以上に多くの廃材が発生します。
これらは何でも一緒にトラックへ積んで捨てればいいわけではありません。
種類ごとに適切に分別し、それぞれの処分先へ運搬する必要があります。
そのため、
「どんな廃材が、どのくらい出るのか?」
ということも見積もりの重要なポイントです。
解体工事では「壊す費用」だけでなく、壊した後の廃材を適正に処理する費用も大きな割合を占めています。
解体工事は「壊すだけ」の仕事ではありません
解体工事というと、大きな重機で建物を豪快に壊しているイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、工事が始まる前から、
「どこから重機を入れるか」
「どの順番で壊すか」
「廃材をどう搬出するか」
「近隣への影響をどう抑えるか」
「安全に工事できるか」
といったことを考えています。
つまり現地調査は、単に建物の大きさを測るためだけに行っているわけではありません。
安全に、スムーズに、そしてできるだけ無駄な費用をかけずに工事を行う方法を考える時間でもあります。
見積金額だけでなく「内容」も比べてみてください
複数の解体業者から見積もりを取ると、金額に差が出ることがあります。
そんなときは総額だけではなく、
「どこまで工事に含まれているのか」
「追加費用になる可能性があるものは何か」
「どんな方法で工事をする予定なのか」
まで確認してみることをおすすめします。
安い・高いだけでは分からない部分が見えてくるはずです。
分からない項目があれば、遠慮せず業者へ質問してみてください。
きちんと内容を説明してくれるかどうかも、安心して解体工事を任せられる業者を選ぶひとつの判断材料になります。
解体工事は、建物を壊すところから始まるのではなく、現場をしっかり見るところから始まっています。
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