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解体した廃材はどこへ行く?壊した後の行き先
解体工事が終わった現場を見ると、建物はきれいになくなり、更地になります。
そこで意外と気になるのが、
「壊した家って、その後どこへ行くの?」
「全部まとめてゴミとして捨てるの?」
「木やコンクリートはそのまま埋め立てるの?」
ということではないでしょうか。
実は、解体した建物がそのまま全部「ゴミ」になるわけではありません。
解体現場では、木材・コンクリート・金属・石膏ボード・プラスチックなどをできるだけ分別し、それぞれに適した処理施設へ運搬します。
今回は、普段なかなか見ることのできない**「建物を壊した後の廃材の行き先」**をご紹介します。
建物は「壊して終わり」ではありません
昔の解体工事というと、建物を一気に壊して廃材をまとめて搬出するイメージを持たれる方もいるかもしれません。
現在の解体工事では、分別しながら解体することが非常に重要です。
例えば一軒の住宅だけでも、
木材
コンクリート
鉄・アルミなどの金属
石膏ボード
ガラス
プラスチック
瓦・陶器類
断熱材
など、さまざまなものが出てきます。
これらを何でも同じダンプに積んで、同じ場所へ持って行くわけではありません。
廃材の種類に合わせて分別し、適切な処理先へ搬出していきます。
① 木材はどこへ行く?
木造住宅を解体すると、柱・梁・床・下地材など大量の木材が発生します。
現場で他の廃材と分けて積み込み、木くずを取り扱う処理施設へ運搬します。
そこで破砕などの処理が行われ、状態や受入先によっては、
木質チップなどの原料や燃料
として再利用されます。
つまり、長年住宅を支えてきた柱や梁が、解体された後に別の形で資源として活用されることもあります。
② コンクリートはどうなる?
住宅の基礎や土間、ブロックなどを撤去すると、大量のコンクリートが発生します。
これらも適切に分別して処理施設へ搬出します。
コンクリート塊は破砕・選別などの処理を行うことで、再生砕石などとして再資源化することができます。
再生された材料は、道路や駐車場の路盤材など、さまざまな場所で利用されます。
一度建物の基礎として使われていたコンクリートが、今度は別の工事を支える材料になることもあるのです。
③ 鉄やアルミなどの金属は?
鉄骨・鉄筋・サッシ・配線などからは、鉄やアルミ、銅などの金属が出てきます。
金属類は他の廃材と分別して回収します。
そして再生可能なものは、再び金属資源として利用されます。
解体現場で鉄と木材、コンクリートなどを細かく分けているのは、処分するためだけではなく、資源として再利用しやすくするためでもあります。
④ 石膏ボードは?
住宅の室内を解体すると多く出てくるのが、壁や天井に使われている石膏ボードです。
石膏ボードは、木材やコンクリートなどとは分けて取り扱います。
特に注意するのが雨です。
石膏ボードは水に濡れると受入条件に影響することがあるため、弊社でも天候を確認しながら搬出のタイミングを調整します。
雨の日に解体工事ができる場合でも、「何を壊して、何を搬出するのか」まで考えて工程を組むことが大切です。
⑤ 瓦・ガラス・プラスチックなどは?
住宅にはまだまだ多くの種類の材料が使われています。
例えば、
瓦
レンガ
ガラス
塩ビ管
プラスチック類
断熱材
などです。
これらについても種類ごとに分別し、それぞれの廃材を取り扱える処理施設へ搬出します。
処理施設によって受け入れできる品目も異なるため、廃材に合わせて搬出先を選ぶ必要があります。
⑥ アスベスト含有建材は別に扱います
アスベストを含む建材については、通常の廃材と同じように扱うことはできません。
解体前にアスベストの事前調査を行い、含有が確認された場合は、その建材の種類などに応じて必要な飛散防止措置を行いながら撤去します。
撤去したアスベスト含有廃棄物についても、法令に従って適切に梱包・運搬・処理します。
だからこそ、建物を壊してから調べるのではなく、解体する前にアスベストの有無を確認することが重要なのです。
現場での「分別」がとても大切
解体工事を見ていると、作業員が廃材を細かく分けている場面があります。
一見すると、
「まとめて積んだ方が早いのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、木材・コンクリート・金属などをきちんと分別することで、それぞれを適切に処理し、再利用できるものを資源として循環させやすくなります。
一定規模以上の解体工事では、コンクリートや木材などの特定建設資材について分別解体や再資源化等も義務付けられています。環境省
解体工事は、ただ早く建物を壊せばいい仕事ではありません。
「どう壊すか」と同じくらい、「壊した後をどうするか」も大切な仕事です。
廃材を運んだら終わり?「マニフェスト」とは
解体工事から出た産業廃棄物は、現場から処理施設へ運んで終わりではありません。
産業廃棄物が、
どこから排出され、誰が運搬し、どこで処理されたのか
を管理する仕組みがあります。
それが**「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」**です。
適正な処理を確認するうえで非常に重要な仕組みで、不法投棄などを防ぐ役割もあります。
一般のお客様からすると見えにくい部分ですが、解体業者にとっては建物を壊した後まで責任を持つための大切な管理です。
「解体工事=大量のゴミを出す仕事」ではありません
解体現場から大量の廃材が出ることは事実です。
しかし、その中には再び資源として利用できるものも多く含まれています。
コンクリート塊などは再生資材に、木材は木質資源に、金属類は再び金属資源へ。
実際、建設廃棄物全体の再資源化・縮減率は高い水準まで向上しています。環境省
建物はなくなっても、そこで使われていた材料のすべてが役目を終えるわけではないのです。
壊した後まで責任を持つのが解体工事です
株式会社バロックワークスでは、建物を安全に解体することはもちろん、現場から発生する廃材についても分別し、適切な処理先へ搬出します。
お客様から見ると、解体工事は「家がなくなって更地になったら完了」に見えるかもしれません。
しかし私たちの仕事は、壊して、分けて、運んで、適切に処理されるところまで考えて進める仕事です。
何十年もそこに建っていた家だからこそ、最後まできちんと処理する。
それも、解体工事会社の大切な役割だと考えています。
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